水性・水溶性研磨剤の変革


リベライルでは、2005年からシングルポリッシャー用として水性研磨剤を販売してまいりまし

た。

当時の「磨き」の考えは、『研磨剤の溶剤分とポリッシャーの研磨熱で塗装を柔らかくして磨

』と言うのが一般的な考え方だったように思います。

新規開拓先(特に鈑金塗装業が多かったのですが、)でも少なからずそのようなことを聞かされ

た記憶があります。

2005年から販売を開始した研磨剤は、当時お得意先であったコーティングショップの社長が考

案された水性研磨剤で、「これを販売してみないか」と声を掛けられたのが私が研磨剤を扱うき

っかけとなったのです。

この研磨剤は水性であるだけではなく、柔らかい毛先が20oの長さのソフトロングウールバフと

2種類の厚みが5センチくらいあるスポンジバフで磨くというものでした。

当時の私は、今では大部分の方が知っている車のガラスコート剤「クオーツ」(これも勤めてい

る時にお世話になった関ペの代理店の社長に「扱ってみないか」と声を掛けられた商品ですが)

をはじめとする車のボディーコートやメンテナンス剤、ホイル用ガラスコート剤を専門に日々新

規開拓をしながら販売をしていて、「車を磨く」と言う事は全くの素人でした。

が、社長に車磨きの基本を1日だけでしたが教えてもらい、いきなりデモをしながら新規開拓を

始めました。

当時、水性研磨剤と言うものが全くと言って良いほど世に出回ってはいませんでした。

よって興味は持っていただけたのですが、デモとなると、にわか作りの技術と知識の私が行うデ

モは始めからうまくいくはずがありませんでした。

が、そんな時は正直にお客様には謝って、逆に教えていただくこともありましたし、社長に聞い

たりしてすぐに解決するように努力をしたものです。

研磨熱が高くなりやすいシングルポリッシャーでしかも水分が蒸発しやすい水性の研磨剤では焼

き付きやカラミ、パネルのエッジやプレスラインでの過研磨、白ボケと様々なトラブルも結構経

験しました(修理のための交換済みのパネルを使っていたので安心でしたが)。

おかげさまでこれらの経験により、比較的早く磨きのスキルや塗装の知識が身についたのだと思

います。

今思うに、私がここまでこれたのは、これらの経験が豊富にできたことと、何といっても塗装を

知っている鈑金塗装業を主に開拓していったのが良かったと思います。

でも、正直言って磨きに関しては塗装の知識が豊富な鈑金塗装業界の割には結構「磨きを軽視す

る」方々が多かったのも驚かされました。

「塗装仕立ての磨きが一番難しいのに・・・。」

しかしながら、デモを見ていただき実際に使っていただくと9割がた導入していただけました。

が、1か月くらいして伺ってみると導入された約半数の所が元の状態に戻っていました。

何故かと言うと「我流」に戻っていたのです。

説明通りにされている方は「これは良い」とか「きれいに仕上がるようになった」、「バフ目が

目立たなくなった」などご好評をいただいたのも事実です。

(このようなお客様は現在でもご愛顧いただいています。)

おかげさまでこの水性研磨剤「RV-G polish cut1,2,3」は多くの方に使っていただくようにな

り、インターネットでもカーケミカルよりも売れるようになりました。

RV-G polish cutシリーズはよく切れて仕上がりもよかったのですが、粘度が非常に低い為に

垂直なドアなどではパネルに直接つけると水のようにすぐに垂れたりするのでバフにつけて磨

かなければならなかったのです。

この不便さをクリアするために2008年ごろからは費用対効果の高いRV-G polish cutシリーズの

後継として、少し粘度を高めた水溶性のRV-G polishシリーズとしC-CUT,C-2000,C-3000,MC-

L,MC-Sと言う新しいラインナップで販売を開始しました。

その後、好意にさせていただいているケミカルメーカーよりサンダポリッシャー用のコンパウン

ドとオリジナルのバフ(ウールバフはカットシリーズのロングウールバフの小径バージョンに似

ています)で磨くと言うものでした。

このシリーズは2010年より「One Polish Systemシリーズ」として販売を開始しました。

RV-G polish cutシリーズのソフトロングウールバフもそうでしたが、このウールバフは新しい

時は非常に仕上がりが良いのですが、使っているうちに毛先が摩耗して短くなり、硬くなって

仕上がりが新しい時よりも著しく悪くなってしまうような感じがしたので、これをクリアーする

ために、2011年からは、OPSを改良して新規にコンパウンドとオリジナルのウールバフ、ス

ポンジバフを作り、尚且つ、磨きのトラブルの大部分が研磨熱が原因だと考え、それなら

『研磨熱を抑えた磨き』と言うのを前面に出して「抑熱研磨法」と銘打って「TAKUMIシリー

ズ」を販売するに至りました。

以上のように、弊社の研磨剤は現場の多くの意見を参考に、

また、今までの私の経験を踏まえ、現場を考え、作業効率と仕上がりの良さを重点に考え出され

た研磨剤
それ専用に開発したバフ作業効率の向上と仕上げ精度の向上が図れるように作り

上げることが出来たと思っています。

但し、「我流」ではいい結果は得られないと思いますよ。

詳しくは、「初めての車磨き独習セット」のページの「守・破・離」の部分をお読みください。