下の項目をクリックしてください。それぞれの解決法に飛びます。

1.バフ傷がなかなか消せない。


2.きれいに磨いたつもりなのに、脱脂や時間がたつにつれて傷が表れてくる。

3.スクラッチシールドなどの自己修復性耐スリ傷塗装や黒などの濃色車はうまく磨けない。
  時間がかかる。


4.いくら磨いてもすっきりとしない。

5.磨きは結構気を遣うし、疲れる。

6.良くバフが絡んで磨きづらくなったり、焼き付いたりする。

7.直ぐに切れが悪くなるので、頻繁にコンパウンドを補充しなくてはいけない。

8.度々バフをクリーニングしなくてはいけない。

9.磨きすぎてベース(カラー層)を出したことがある。

1.バフ傷がなかなか消せない。

【原因として考えられること】

1.磨きが足らない。

2.汚れているバフで磨いている。

3.コンパウンドが少ない。


【解決策】

1.研磨カスなどを除いたり、脱脂をして磨いた状態を確認しながら磨く。

2.なるべくバフはきれいなものを使う。

  (汚れればその都度洗って使うか、きれいなバフと替える。)

  こちらの記事もご参考にしてください。 

             リベライルのBlog 「これじゃあ磨き傷がつくはず・・・。


3.コンパウンドが少ないと直ぐに乾いて切れなくなります。研磨できるのはコンパウンドが

  分を含んでいる時が良く削れる
ので、ある程度の面積が磨けるくらいにコンパウンドを付

  けるようにします。

  磨き初めにコンパウンドを付けてみて、磨きやすい量を確認してから磨き始めるとよいでし

  ょう。

  その他には、次にご紹介する「研磨熱」の影響も考えられます。
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2.きれいに磨いたつもりなのに、脱脂や時間がたつにつれて傷が表れてくる。

【原因として考えられること】

1.溶剤やWAX分などを多く配合しているコンパウンドで磨いた場合によく起こることで、溶剤

  やWAX分が傷を埋めるために早く傷が消えて艶も出たように感じられるのですが、この溶

  剤やWAX分が脱脂や洗車などで除去されると消えていない傷が表れることとなります。


2.シングルポリッシャーで磨いたときによく出る摩擦熱、つまり研磨熱により塗装が膨張する

  ことで傷口が閉まって見えなくなり、冷めると傷口が開くために傷が表れることも考えられ

  ます。

  下の図は、この現象を解りやすく少し大げさにしたイメージした図ですが、



  膨張により傷口がふさがれることで傷が目立たず、冷めて縮むことで傷口が開くために傷が

  目立ってくると言う事が考えられます。


【解決策】

1.できるだけ石油系溶剤やWAX分などを配合していないコンパウンドを使用する。

  出来れば、水性もしくは水溶性のコンパウンドをお勧めします。この水性、および水溶性コ

  ンパウンドは溶剤を極限まで減らし、WAX分などの艶出し剤を配合していないために、切削

  力に優れているのでダブルアクションでの磨きも可能です。

ご参考までに、

お使いのコンパウンドが水性もしくは水溶性かを調べるには、下の写真のように指先にコンパウ

ンドを適量つけて水の中でコンパウンドを付けている指を擦ってみてください。

溶ければ水性、もしくは水溶性で、いくら擦っても指にへばりついているようでしたら水性、も

しくは水溶性ではありません。

この様なコンパウンドは、すぐにバフの目詰まりを起こしやすく、バフも簡単にはきれいにする

ことはできませんし、また、傷を埋めるタイプのコンパウンドと考えていいと思います。



水性や水溶性のコンパウンドは研磨熱がかかると水分が蒸発して早く水分がなくなるために磨け

なるので適宜補充する必要が出てきます。

頻繁にコンパウンドを補充すると言う事は、はやくバフが目詰まりを起こすようになるので、そ

の都度クリーニングが必要となりますが、水性や水溶性のコンパウンドは溶剤系などと比べて

水洗いでができるので、非常にメンテナンスが楽です。


2.ダブルアクションポリッシャーなどでの研磨熱を抑えた磨きをお勧めします。

  やむ終えずシングルポリッシャーで磨く場合は、水溶性コンパウンドでポリッシ

  ャーの回転速度を低速にしてあまり圧を掛けずに磨くことです。

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3.スクラッチシールドなどの自己修復性耐スリ傷塗装や、黒などの濃色車はうまく磨けない。
  時間がかかる。

【原因として考えられること】

これらの原因としては、項目1.の1,2の原因が当てはまります。

また、濃色車が磨きが難しく、淡色車だから易しい、と言う事ではありません。

どちらも硬い塗膜、、柔らかい塗膜で磨き方の違いはありますが、同じクリアーを磨くわけで

す。

ただ、黒のような濃色のほうが淡色よりも傷が目立ちやすいというだけなのです。

白でも日光に当てれば、「磨き傷だらけ」という車をよく見ますよ。

項目1.の1,2の原因に以下のような症状が組み合わさることも考えられます。

以前、塗料メーカーさんに「クリアーが軟らかくなるのはどのくらいの温度ですか?」と、聞い

たことがありました。

メーカーさんの話では、「約50℃前後から柔らかくなります。」との事でした。

左の写真は、抑熱研磨のスタートとなったOne Polish Systemの研磨

剤のメーカーよりいただいたシングルポリッシャーのサーモグラフィー

です。

一か所を数秒間磨いただけで、淡いピンクの部分が80℃以上になっ

てしまいました。

この写真では、緑より内側が軟化の範囲となります。

塗装が軟らかくなると言う事は、新たな傷が入り易いと言う事です。

この状態の塗装に1,2の原因が重なると更に傷が入りやすくなります。

また、スクラッチシールドなどの自己修復型耐スリ傷塗装は、簡単に言えば「変形した場合に自

然に元通りに復元される」塗装です。

 つまり、左の図のようにへこんだところが自然に元の

状態に戻ると言う塗装です。

 さらに、気温が上がったりして熱をかけることにより、その復元する時間が短縮されます。

  


しかし、表面が切断された傷は上の図のように凹みが復元されても傷は消えないのです。

結局、磨きが必要になるわけですが、硬く(高密度)、弾力性のある塗膜のため通常の塗装と比

べてコンパウンドのかじりも弱いので磨きにくく、摩擦熱(研磨熱)の出るような磨きはできな

いのです。
(2.でご紹介した「膨張と冷却による伸縮」のような理屈になります。通常の塗装よりも熱膨張が大きいと考えま

す。)



【解決策】

1.解決策も1,2の項目の解決策が当てはまります。

2.全ての塗装にいえることですが、特にスクラッチシールドなどは下のサーモグラフィーのよ

  うに研磨熱が出にくいダブル、サンダポリッシャーなどを使って磨いたほうが様々なトラブ

  ルが回避できるのです。

  ギアポリッシャーの場合は、トルクが強いので
圧をかけすぎると研磨熱が発生しやすくなる

  
ので注意が必要です。


左の写真はサンダポリッシャーで磨いた場合のサーモグラフィーで

す。

ほとんど室内温度と変わりません。

よって、研磨熱によるトラブルも最大限回避できるのです。
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4.いくら磨いてもすっきりとしない。

【原因として考えられること】


1.磨きが足らない。

2.汚れているバフで磨いている。

3.コンパウンドが少ない。

  ここまでは1,および2.の項目と同じですが、ほかに「これじゃあ磨き傷がつくは

  ず・・・。
」もご一読ください。

4.として、「劣化したコーティング被膜、特にガラスコートのようなハードコートの劣化被膜

  が残っている状態で磨いた場合も加わります。


【解決策】

1.研磨カスなどを除き、磨いた状態を確認しながら磨く。

2.なるべくバフはきれいなものを使う。(汚れればその都度洗って使うか、きれいなバフと替

  える。)

3.コンパウンドが少ないと直ぐに乾いて切れなくなります。研磨できるのはコンパウンドが

  分を含んでいる時が良く削れる
ので、少しでも長く磨くにはコンパウンドは適量を付けるよ

  うにします。

4.通常よりも時間がかかりますが、劣化した被膜を完全に除去するまで磨くとすっきりとして

  きます。

  この場合、通常よりも少し多い目にコンパウンドを付けたしながら磨くと時間が短縮されま

  す。
  (その分、バフのクリーニングも通常よりも多く必要になりますが・・・。)

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5.磨きは結構気を遣うし、疲れる。

【原因として考えられること】

1.塗装を考えず、どの塗装も一辺倒な磨きをしている。

2.無駄に力を入れすぎている。

3.コンパウンドや磨きの工程が塗装(クリアー)にあっていない。


【解決策】

1.クリアー塗装には様々な塗装があります。

  車の磨きはクリアー塗装を施さない1コートは別として、多くはカラー層の上にクリアー塗装

  を施した2コートなどの塗装を磨くことがほとんどです。

  この場合、磨きをかけるのはカラー層ではなく、表面のクリアー層を磨きます。

  クリアーを大雑把に分類すれば、「硬い」と言われる高密度塗装や、反対の密度の低い「柔

  らかい」塗装に分けられます。

  それに最近増えてきた強靭で弾力性のある「自己修復性耐スリ傷塗装」があります。

  また、3.の項目にも関係する濃色であろうと、淡色であろうと、メタリックであろうと、

  やはり磨くのは一番上部の「クリアー層」なのです。

  よって、様々なクリアー塗装にあった磨きをしないと、効率の良い磨きはできないのです。

  だから「疲れる」のです。

  磨き方を決めるにはまず、狭い面積で傷などを消してみて、一番効率の良い磨き方を見出し

  てから全体の磨きにかかるのです。(これが最初の「効率の良い磨き」というのでは?

  ⇒「楽な磨き」)


2.「なかなか傷が取れないからと言って、ついつい力を入れて磨く」と言う事はありません

  か?

  確かに力を入れれば、摩擦熱が起こって塗装が柔らかくなるので早く磨けるでしょうが、摩

  擦熱が高くなり、様々な熱による障害が起きてきます。

  この場合、仕上げの磨きの段階で大幅に時間を取られることとなります。

  仕上がるまでにどれだけ時間がかかるのかも読めないことも間々あるでしょう。

  最悪、パネルに「歪み」が出てしまう事もあります。

  こうなるとパネルの交換が必要になってくる場合もあるのです。

  最近では樹脂パネルの採用個所が増加傾向にあるため、今後このような歪みを出してしまう

  ケースも増える可能性があります。

  力を入れて磨くよりもポリッシャーの移動スピードを遅くして磨くことも効果的です。

  シングルポリッシャーでは、そんなに遅くはできないでしょうが、ダブルやサンダポリッシ

  ャーでしたら結構遅くしても、と言うか遅くしたほうが作業の効率は良いのです。

  なぜかというと、下の図で説明させていただきますと(以前のブログでもさせていただいた

  のですが)

 ピンクの同じ面積を磨いた場合、イメージ図の「6」はポリッシャー

を遅く移動させながら磨いた図で、「7」は、早く移動させながら磨い

  た図です。

  この二つの図をご覧になられて、何を感じられましたか?

  そうです、遅く移動させたほうが多くバフが回転していますね。

  イメージ図7と比べてイメージ図6のほうが多く回転しているので、その分「コンパウンド

  が乾くまでにしっかりと磨ける」と言う事になります。

3.塗装では最後に使ったペーパーが何番かわかっているので、いきなりペーパーにあったコン

  パウンドを選ぶことが出来ます。

  基本的な例えとしてブツ(ゴミ・埃)取りに#1500のペーパーを使用し、その傷を消すため

  に#2000のペーパーをかける。

  この状態から磨きをかける場合はウールバフと極細目位のコンパウンドを使用するのが一般

  的です。

  もう少し早く仕上げるためにはさらに#2000の傷を消すために#3000のペーパーをかけて

  から、ウールバフ、もしくは硬めのスポンジバフと超微粒子のコンパウンドを使用するとい

  うような選択をします。

  それから柔らかいスポンジに変えて(この場合、超微粒子のコンパウンドを使用する場合、

  バフは超微粒子のような非常にきめの細かいものよりも少し洗い極細のほうが作業効率

  はいいようです。)

  車磨きの場合では塗装の場合と比べて、まず最初は傷を先に消すことに着手する方が多いよ

  うなのですが、傷の深さが解らないのでまず小さめのコンパウンドから試していくのが一般

  的なようです。

  このように業界でも作業の工程が違いますし、コンパウンドやバフの組み合わせも違ってき

  ます。

  よって、磨く前に目立たないところで「どのように磨くのが一番効率が良いのか」を見出し

  てから磨きを始められるのが良いのです。

  こちらもご参考にしてください。


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6.よくバフが絡んで磨きづらくなったり焼付いたりする。

【原因として考えられること】

1.汚れたままのバフで磨いている。

2.パネルの汚れが残っている状態で磨いている。

3.ペーストタイプのような粘度の高いコンパウンドを使用している。

4.研磨熱の上がりやすい磨きをしている。


【解決策】

1、2.はこちらをご参考にしてください。→「これじゃあ磨き傷がつくはず・・・。

3.については、前項でご紹介した「磨きは楽に越したことはない」の「3.コンパウンドの特

  徴を知る
」をご覧ください。

4.「研磨熱が上がりやすい磨き」とは、主にシングルポリッシャーでの磨きです。

  先ほどの項目3のサーモグラフィーのように、シングルポリッシャーは簡単に研磨熱が90℃

  位になります。

  よって、コンパウンドの水分も短時間で無くなってしまいますし、塗膜も柔らかくなってい

  るし、汚れや研磨カスがバフに絡み凝着してきます。

  この状態のまま磨き続けると焼き付きになってしまう可能性が非常に高くなります。

  これら1〜4の要因を排除すれば解決できるのです。

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7.直ぐに切れが悪くなるので、頻繁にコンパウンドを補充しなくてはいけない。

【原因として考えられること】

1.コンパウンドが少ない。

【解決策】

1.コンパウンドは、水分を含んでいる時に削れて、乾いてくると切れは低下します。

  よって、長く磨くためにはコンパウンドの湿りをできるだけ長く保ちながら磨く

ことがポイントです。

  たまにコンパウンドを小豆大くらいの量を2〜3か所程度付けて磨かれているのを見受ける

  ことがありますが、これではすぐにコンパウンドが乾いて切れが悪くなるため頻繁に補充が

  必要になります。

  特に、研磨熱が上がりやすいシングルポリッシャーで磨いた場合は結構補充が必要なので

  は・・・?

  コンパウンドの量は、せめて30?位がそこそこ磨ける程度はつけましょう。

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8.度々バフをクリーニングしなくてはいけない。

【原因として考えられること】

1.磨く部分の汚れが残った状態で磨いている場合。

2.汚れているバフで磨いている。

3.コンパウンドを多くつけすぎている。

4.溶剤やWAX分を多く配合しているコンパウンドやペースト状の粘度の高いコンパウンドを使

  用している場合。


【解決策】

1、2.はこちらをご参考にしてください。→「これじゃあ磨き傷がつくはず・・・。

3.コンパウンドを多くつけすぎたり、ペースト状のコンパウンドを使用している場合は、排出

  性が悪い為に直ぐにバフは飽和状態になり目詰まりを起こします。

  こうなると当然切れが悪くなりますし、目詰まりが進むとバフの綿が平坦に近づいてくるた

  めに摩擦熱(研磨熱)が上昇しやすくなるので頻繁にクリーニングしなくてはならなくなり

  ます。

  よって、コンパウンドのつけすぎに注意し、また、コンパウンドは研磨カスの排出性の良

  い、また、クリーニングの楽な水性もしくは水溶性のコンパウンドをお勧めします。

4.のペースト状のコンパウンドは3.の説明のとおりですが、溶剤やWAXを多く配合したコン

  パウンドについては、傷を埋めて容易に艶が出せ、多少の汚れは溶剤で除去できている

  ように見えるので重宝されています。

  が、傷を埋めた場合の結果は先ほどご説明させていただきました。

  「溶剤で汚れを除去する(汚れを溶かす)」事は、よごれを洗剤で洗い流したわけではなく

  溶かした汚れはそのままバフに付着しており、またある程度パネルにも塗り伸ばした状態

  で残っていると思います。

  油脂汚れは新たな汚れや研磨かすなどが付着しやすくなるので、バフは目詰まりしやすくな

  ります。

  さらに塗面をきれいに磨いたつもりでも艶引きの症状が速く出ることとなります。

  (何故なら、油脂分は酸化し易く、劣化し易いから)

  ゆえに、コンパウンドは油脂分が極力少ないWAX分などを配合していない水性もしくは水溶

  性のコンパウンドをお勧めする理由の一つでもあるのです。
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9.磨きすぎてベース(カラー層)を出したことがある。

【原因として考えられること】

1.過研磨(磨きすぎ)。

2.経験不足。(どのような傷をどこまで磨いてよいかわからない)

【解決策】

  シングルポリッシャーでの磨きの場合、経験が浅いと過研磨になる可能性が高いのですが、

  研磨熱の出にくいダブルやサンダポリッシャーで磨くとあまり経験がない方でも、このよう

  な過研磨に陥ることはほとんど無いと言ってもいいと思います。

  熱を抑えた磨きをすることをお勧めします。

  消せる傷、消せない傷の判断は、経験がものを言うのですが、弊社の抑熱研磨法のマニュア

  ルでは判断の目安などもご紹介しています。

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シングルポリッシャーによる車磨きのトラブル詳細

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